電力自由化で新たに参入した「新電力」人気ランキングTOP10

2016年4月に ”電力自由化” が施行されて以降、新しい「新電力」と呼ばれる電力を供給する様々な業種の参入や、既存の電力会社でも新たなプランが次々に発表されています

実際、平成29年8月現在で、「登録小売電気事業社」いわゆる新電力の登録数は、何と416事業者
(経済産業省 資源エネルギー庁調べ)
すでに新電力に乗り換えている方も多いと思いますが、これから乗り換えを考えている方や、再度乗り換えしたい方にとっては、

「どの電力会社がいいのかさっぱり分からない?」と、これだけ事業者数があれば迷っても当然ですね。

ということで、今回は新電力の人気ランキングTOP10をご紹介したいと思います。何かと悩むことが多い、電力会社選びの参考に是非ご覧ください。

1.新電力人気ランキングTOP10

まず「新電力」とは、大手電力会社のような一般電気事業者とは別に、自由に電力を売買できる特定規模電気事業者のことを指し、「PPS」と呼ばれた時期もありました。

現在では、冒頭でもご紹介した通り、その数なんと416事業所にもおよび、どこが良いのか分からない?という方が大多数かと思います。
それでは、色々な情報をもとに人気がある新電力事業者のランキングをご紹介いたします。

電力自由化で新たに参入した「新電力」人気ランキングTOP10

1位「Looopでんき」

Looopでんきは、東日本大震災の被災地に太陽光発電を設置するボランティア活動から誕生した異色の新電力事業者です。

太陽光発電関連の会社が運営していることもあり、供給する電力の内26%が再生可能エネルギー(20%分はFIT電気)で賄われており、「エコ」に強みがある新電力です。

料金ブランは、「おうちプラン」と「ビジネスプラン」の2種類に分かれており、北海道電力から九州電力まで、9つのエリアに対応しています。
さらに驚きなのは、電気料金。基本料金は全てのエリアで0円となっており、ご使用量に応じた従量料金で構成されます。

ちなみに、おうちプランの東京電力エリアでは、26円(税込) / kWhとなっており、各地域で最安値水準の料金を実現していることを考えると人気№1ということは頷けますよね。

2位「HTBエナジー」

HTBエナジーは、皆さまよくご存じの大手旅行代理店のH.I.S(エイチ・アイ・エス)が設立した新電力です。

使用量や契約アンペアに関係なく、一律5%安くなるという大きな魅力があります。

こちらも北海道電力から九州電力までの9エリアに対応しており、「誰でも5%OFF」のシンプルプランが用意されています。

ちなみに、東京電力と比較した場合、40アンペア/使用量403kwhにて算出すると、月額13,023円→12,375円と725円安くなります。

特に、一人暮らし世帯では圧倒的に支持されており、使用量が少ないと逆に割高な料金設定をしている新電力も多い中、5%安くなるのは驚きではないでしょうか。

3位「東京ガス」

首都圏を中心に都市ガスの供給を手がける東京ガスが提供する新電力です。

東京ガスの電気の対応エリアは、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県、山梨県、静岡県の9県となっています。

有名タレントを使った大々的な宣伝や、都市ガス設備の販売・点検網を生かした地道な営業活動により、新電力としてはダントツで最多の80万件を超える契約を獲得しています。

料金プランは、東京ガスのガスと電気の両方を契約すると「ガス・電気セット割」が適用され、電気料金の基本料金が平均で3,240円(税込)割引になります

都市ガス最大手の東京ガスということもあり、自社のガス火力発電所でほぼ100%の電気をまかなっていることなど、安心感はありますよね。

4位「ENEOSでんき」

ENEOSでんきは、国内の石油元売り企業としては最大のJXホールディングスの傘下企業、「JX日鉱日石エネルギー」の新電力です。
ガソリンスタンド『ENEOS』でお馴染みですよね。

石油元売り最大手ならではの燃料供給経験を活かし、水力、火力、風力、バイオマスなど新電力の中ではトップクラスの自社発電施設を有しています

ENEOSでんきの電気料金の特徴として、大手電力会社と同じように「基本料金+従量料金」で構成され、これに燃料調整額+再生可能エネルギー賦課金が加えられます。

料金プランは、一般家庭用に「ENEOSでんき」Vプラン、業務用に「ENEOSでんき」動力プラン、があります。
詳しい料金設定は、ENEOSでんきのWebページでご確認お願いいたします。

さらにセット割に申し込むと、ENEOSのガソリンスタンドでの給油がリッター1円引きになります
ただし、この割引を受けるにはENEOSカードというクレジットカードで電気代を支払う必要があります。

5位「洸陽電機」

洸陽電機は、神戸市に本社を置き、太陽光発電や企業の省エネ支援などを営む会社で、知名度こそありませんが、大規模ビルや冠婚葬祭場など大口向けに多数の供給実績がある新電力です。

他の新電力とは違い、メガソーラーや小水力、地熱発電所などの再生可能エネルギーの発電所を多数保有しているのが大きな特徴です。

対応エリアは、当初は関西電力管内のみでしたが、現在では東京、中部、中国、四国、九州の各電力会社管内にも対象エリアを広げ、大手10電力のうち6電力エリアを対象にしています。

電気料金プランには、家庭向けとして「きほんプラン」「生活フィットプラン」「プランC/B」、法人向けとして「法人プランB/C」「法人プランA/B」「低圧動力」があり、公式Webページでシュミレーションが可能です。

6位「ソフトバンクでんき」

ソフトバンクでんきは、ケータイ・スマホといった移動通信事業を展開しているよくご存じのソフトバンクが運営している新電力です。

ソフトバンクは、通信事業で有名ですが、グループ企業の中に「ソフトバンクパワー」と「ソフトバンクエナジー」という2社のグループ企業がソフトバンクでんきの運営に携わっています

ソフトバンクでの対応エリアは、東京電力エリア、関西電力エリア・中部電力エリア・北海道電力エリアが対象となっています。

料金プランは、「自然でんき」、「おうちでんき」、「ソフトバンクでんき」と、3種類用意されており、生活スタイルに合わせて選択できます。

基本料が0円で、使用量に応じて31円/kWh(北海道エリア)、27円/kWh(関東エリア)、28円/kWh(関西エリア)の従量料金が発生します

7位「昭和シェルの選べる電気」

昭和シェルの選べる電気は、こちらもよくご存じのガソリンスタンドの「昭和シェル石油」が展開している新電力です。
名前がそのままですが、ライフスタイルに合わせておトクな電気プランを選んでいただけるように名付けられたようです。

ガソリンスタンドを始めとする「石油事業」で有名ですが、近年は太陽電池の開発を行うなど、総合エネルギー事業にも力を入れています。

料金プランには、ガソリン代のお得を重視した「ガソリンが10円/L安くなる電気」(ドライバーズプラン)、電気代のお得を重視した「昼はもちろん夜に差がでる電気」(ホームプラン)と、大きく2つのコースに分けられています。

「ガソリンが10円/L安くなる電気」プランは、給油1Lにつき10円割引してもらえ、毎月上限100Lが対象なので最大年12,000円お得になりますね。
「昼はもちろん夜に差がでる電気」プランは、昼の電気料金も安いのですが、電気を多く使う朝と夜の電気料金が安く設定されています

さらに、法人様向けの「ビジネスプラン」、動力契約をお持ちの方に向けに「低圧電力プラン」が用意されています。

8位「まちでんき」

まちでんきは、大手通販サイトの「楽天市場」で有名な楽天グループである電力関係事業部門の「楽天エナジー」から提供される新電力手です。

まちでんきは、全国7エリアを対象にしています。

料金プランは、「プレミアムプラン」:事務所・商店向け、「スタンダードプラン」:一般ご家庭向けと、2種類の電気料金プランを提供しています。
スタンダードプランの方は東京電力の従量電灯Bに相当しており、プレミアムプランは従量電灯Cに相当します。

さらに、まちでんきに契約すると、楽天が提供している「楽天マート」や書籍サービス「楽天kobo」、動画サービス「楽天SHOWTIME」などがお得に利用できるクーポンが毎月もらえ、楽天ユーザーには嬉しい特典も用意されています

9位「エネワンでんき」

エネワンでんきは、「ガスワン」の名前でLPガス供給をしているサイサンが運営している新電力です。

エネワンでんきの対象エリアは、北海道電力、東北電力、東京電力、中部電力、九州電力の5つのエリアに電力を供給しています

LPガスの販売を主な事業としているのですが、再生可能エネルギーに対しての積極的に取り組んでおり、全国にエネワンソーラーパークという名前の9箇所の太陽光発電所を所有し、総発電能力は1万8,000kWもの出力となっているようです。

電気料金プランは「エネワンBプラン」「エネワンCプラン」で、LPガス・ウォーターサーバーとのセット割があります

10位「東急でんき」

東急でんきは、東京・神奈川で鉄道やバスを運行する東急電鉄系の新電力です。
そのため、対象エリアは東京電力管内のみとなっています。

法人への電力供給実績もあり、東急沿線の商業施設を始めとした約100施設に電気を供給しています。

東急でんきのプランは、東京電力の「従量電灯B」「従量電灯C」「低圧電力」とほとんど同じです。

電気料金は、「基本料金」+「電力量料金」±「燃料費調整額」+「再生可能エネルギー発電促進賦課金」となり、燃料費調整額および再生可能エネルギー発電促進賦課金は東京電力エナジーパートナーと同様の計算方法になります。

また、ケーブルテレビ「イッツコム」などの各種サービスとのセット割があり、電気代をTOKYU CARD払いにするとTOKYU POINTがたまります。

2.まとめ

今回は、新電力の人気ランキングとして10事業者のご紹介でしたが、それぞれ業種が異なるので、サービス内容に特徴がありますよね。

「従量電灯B」「従量電灯C」に沿ってプランは設定されていますが、単価は安く設定しています

また、業種によってセット割の内容も異なり、特にENEOS、昭和シェルに関しては、ガソリン代がお得になるので、とても魅力的ですよね

新電力の数は非常に多いのですが、料金プラン、セット割、ポイントや特典などを含めて選んでいくと、望み通りの電力会社に出会えるのではないでしょうか。

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